新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
株式会社うるる
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 5
3.事業の内容 ……… 6
4.関係会社の状況 ……… 11
5.従業員の状況 ……… 12
第2 事業の状況 ……… 13
1.業績等の概要 ……… 13
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 15
3.対処すべき課題 ……… 16
4.事業等のリスク ……… 17
5.経営上の重要な契約等 ……… 20
6.研究開発活動 ……… 20
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 20
第3 設備の状況 ……… 23
1.設備投資等の概要 ……… 23
2.主要な設備の状況 ……… 23
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 23
第4 提出会社の状況 ……… 24
1.株式等の状況 ……… 24
2.自己株式の取得等の状況 ……… 37
3.配当政策 ……… 37
4.株価の推移 ……… 37
5.役員の状況 ……… 38
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 41
第5 経理の状況 ……… 47
1.連結財務諸表等 ……… 48
(1)連結財務諸表 ……… 48
(2)その他 ……… 83
2.財務諸表等 ……… 84
(1)財務諸表 ……… 84
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 96
(3)その他 ……… 96
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 97
第7 提出会社の参考情報 ……… 98
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 98
2.その他の参考情報 ……… 98
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 99
頁
第三部 特別情報 ……… 100
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 100
第四部 株式公開情報 ……… 101
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 101
第2 第三者割当等の概況 ……… 104
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 104
2.取得者の概況 ……… 106
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 108
第3 株主の状況 ……… 109
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成29年2月13日
【会社名】 株式会社うるる
【英訳名】 ULURU.CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 星 知也
【本店の所在の場所】 東京都中央区晴海三丁目12番1号KDX晴海ビル9F
【電話番号】 03-6221-3069
【事務連絡者氏名】 取締役副社長 桶山 雄平
【最寄りの連絡場所】 東京都中央区晴海三丁目12番1号KDX晴海ビル9F
【電話番号】 03-6221-3069
【事務連絡者氏名】 取締役副社長 桶山 雄平
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第15期 第16期 決算年月
平成27年 3月
平成28年 3月 売上高 (千円) 566,464 1,409,944 経常損失(△) (千円) △101,534 △289,998 親会社株主に帰属する当期
純損失(△)
(千円) △112,782 △314,260 包括利益 (千円) △110,885 △315,692 純資産額 (千円) 501,192 194,200 総資産額 (千円) 1,106,263 915,707 1株当たり純資産額 (円) △45.08 △154.56 1株当たり当期純損失金額
(△)
(円) △40.43 △112.36 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - -
自己資本比率 (%) 45.3 21.2
自己資本利益率 (%) - -
株価収益率 (倍) - -
営業活動によるキャッシ ュ・フロー
(千円) △67,966 △151,412 投資活動によるキャッシ
ュ・フロー
(千円) △39,326 △16,931 財務活動によるキャッシ
ュ・フロー
(千円) 615,864 △12,024 現金及び現金同等物の期末
残高
(千円) 828,321 647,291 従業員数
(人)
52 72
(外、平均臨時雇用者数) (20) (28)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。 2.当社は第15期より連結財務諸表を作成しております。
3.1株当たり純資産額については、A種優先株式に優先して配分される残余財産額を純資産の部の合計額から 控除して算定しており、計算結果はマイナスとなっております。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ り、期中平均株価が把握できないため、また、1株当たり当期純損失金額であるため、記載しておりませ ん。
5.第15期、第16期は親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため、自己資本利益率については記載し ておりません。
6.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
7.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平 均人員を()内に外数で記載しております。
8.第15期及び第16期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第 211条第6項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人により監査を受けております。
- 1 -
9.当社は、平成26年7月15日開催の臨時株主総会において、定款の一部変更を決議し、予算編成や業績管理な ど経営及び事業運営の効率化を図ることを目的として、決算期を9月30日から3月31日に変更いたしまし た。従って、第15期は平成26年10月1日から平成27年3月31日までの6ヶ月間となっております。
10.当社は、A種優先株主の株式取得請求権の行使を受けたことにより、平成28年7月29日付ですべてのA種優 先株式を自己株式として取得し、対価として当該A種優先株主にA種優先株式1株につき普通株式1株を交 付しております。また、当社が取得したA種優先株式については、株主価値の向上を図るため平成28年8月 4日開催の取締役会決議に基づき、同日付で会社法第178条に基づき消却しました。
11.当社は、平成28年8月25日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行っておりますが、第15期の期首に 株式分割が行われたものと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しておりま す。
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(2)提出会社の経営指標等
回次 第11期 第12期 第13期 第14期 第15期 第16期 決算年月
平成23年 9月
平成24年 9月
平成25年 9月
平成26年 9月
平成27年 3月
平成28年 3月 売上高 (千円) 645,103 740,274 784,914 861,914 320,718 837,541 経常利益又は経常損失
(△)
(千円) 34,980 16,558 △22,037 13,372 △128,107 △358,162 当期純利益又は当期純損失
(△)
(千円) 32,152 9,935 △43,082 5,818 △128,372 △358,757 資本金 (千円) 10,000 10,000 12,500 17,700 330,813 335,163 発行済株式総数
(株)
普通株式 200 200 20,500 20,700 19,555 19,655
A種優先株式 - - - - 8,343 8,343
純資産額 (千円) 18,370 28,305 △12,277 △1,259 496,594 146,537 総資産額 (千円) 250,137 290,977 402,268 507,633 1,024,848 781,422 1株当たり純資産額 (円) 91,850.00 141,526.79 △598.91 △60.83 △46.67 △171.53 1株当たり配当額
(円)
- - - - - -
(うち1株当たり中間配当 額)
(-) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額
又は1株当たり当期純損失 金額(△)
(円) 160,760.00 49,676.58 △2,148.12 283.03 △46.01 △128.27
潜在株式調整後1株当たり 当期純利益金額
(円) - - - - - -
自己資本比率 (%) 7.3 9.7 △3.1 △0.2 48.5 18.8 自己資本利益率 (%) 1,401.6 42.6 - - - -
株価収益率 (倍) - - - - - -
配当性向 (%) - - - - - -
従業員数
(人)
29 37 38 38 40 58
(外、平均臨時雇用者数) (6) (12) (25) (19) (8) (15)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.第15期、第16期の1株当たり純資産額については、A種優先株式に優先して配分される残余財産額を純資産 の部の合計額から控除して算定しており、計算結果はマイナスとなっております。
3.第11期、第12期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載し ておりません。第14期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するもの の、当社株式は非上場であり期中平均株価が把握できないため、記載しておりません。第13期、第15期及び 第16期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非 上場であり、期中平均株価が把握できないため、また、1株当たり当期純損失金額であるため、記載してお りません。
4.第13期、第14期は債務超過のため、第15期、第16期は当期純損失を計上しているため自己資本利益率につい ては記載しておりません。
5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
6.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を()内に外数で記載し ております。
7.第11期、第12期、第13期、第14期、第15期及び第16期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及 び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しております。
なお、第15期及び第16期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条 第6項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けておりますが、第11期、第12期、第13期及び 第14期の財務諸表については、当該監査を受けておりません。
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8.当社は、平成26年7月15日開催の臨時株主総会において、定款の一部変更を決議し、予算編成や業績管理な ど経営及び事業運営の効率化を図ることを目的として、決算期を9月30日から3月31日に変更いたしまし た。
従って、第15期は、平成26年10月1日から平成27年3月31日までの6ヶ月間となっております。
9.当社は、平成26年10月1日に、BPO事業部門を新設子会社である株式会社うるるBPOに分割・承継いた しました。
従って、第14期以前はBPO事業部門の財務数値が含まれていますが、第15期、第16期はBPO事業部門の 財務数値が含まれておりません。
10.当社は、A種優先株主の株式取得請求権の行使を受けたことにより、平成28年7月29日付ですべてのA種優 先株式を自己株式として取得し、対価として当該A種優先株主にA種優先株式1株につき普通株式1株を交 付しております。また、当社が取得したA種優先株式については、株主価値の向上を図るため平成28年8月 4日開催の取締役会決議に基づき、同日付で会社法第178条に基づき消却しました。
11.当社は、平成28年8月25日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行っておりますが、第15期の期首に 株式分割が行われたものと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しておりま す。
12.当社は、平成25年1月22日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行い、また、平成28年8月25日付で 再び普通株式1株につき100株の株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第11期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第11期、第12期、第13期及び第14期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)について は、新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。
回次 第11期 第12期 第13期 第14期 第15期 第16期 決算年月
平成23年 9月
平成24年 9月
平成25年 9月
平成26年 9月
平成27年 3月
平成28年 3月 1株当たり純資産額 (円) 9.19 14.15 △5.99 △0.61 △46.67 △171.53 1株当たり当期純利益金額
又は1株当たり当期純損失 金額(△)
(円) 16.08 4.97 △21.48 2.83 △46.01 △128.27
潜在株式調整後1株当たり 当期純利益金額
(円) - - - - - -
1株当たり配当額
(円)
- - - - - -
(うち1株当たり中間配当 額)
(-) (-) (-) (-) (-) (-)
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2【沿革】
当社は、現代表取締役社長である星知也が平成18年1月まで在籍していたシーズングローバルワークス株式会社の オーナーが所有し、当時は休眠会社であった株式会社リナックスの商号を株式会社うるるに変更の上、シーズングロ ーバルワークス株式会社の一事業であったデータ入力サービスを中心とするBPO業務を引き継ぐことによって創業さ れた会社です。設立後の事業の推移等の沿革は以下のとおりであります。
年月 概要
平成13年8月 北海道札幌市中央区にてコンピュータソフトウェアの開発、制作及び販売を目的として株式会社リ ナックス設立
平成15年10月 株式会社リナックスの商号を株式会社うるるへ商号変更、星知也が代表取締役に就任 平成15年11月 BPOデータ入力サービスの営業を開始
平成16年5月 東京都中央区勝どきに東京事務所を開設 平成17年11月 本社を東京都中央区勝どきへ移転
平成18年1月 星知也が当社株式に係る株式譲渡契約を締結し、実質的に当社の経営権を譲受 平成18年4月 BPOスキャニングサービスの営業を開始
平成19年2月 クラウドソーシング・サービス「シュフティ(shufti)」をリリース 平成20年4月 プライバシーマークの付与認定
平成20年9月 入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」をリリース 平成23年8月 有料職業紹介事業許可取得
平成24年7月 特定労働者派遣事業許可取得 平成25年3月 ISO27001認証取得
平成25年5月 インドネシアに子会社として「PT. ULURU BALI」を設立
平成26年10月 新設分割により100%子会社である「株式会社うるるBPO」を設立 平成26年10月 幼稚園・保育園向け写真販売システム「園ナビフォト」をリリース
平成26年10月 手書きに対応したタブレット・フォーム・システム「カミメージ(KAMIMAGE)」をリリース 平成26年12月 本社を東京都中央区晴海へ移転
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3【事業の内容】
1.当社グループについて
当社グループは、「人のチカラで 世界を便利に」をビジョンに掲げております。当社の考える「人のチカラ」 とは、Web上にネットワークされた世界中の人の英知・マンパワーを指し、場所や業務時間に制約のないクラウ ドワーカー((注)1.)のチカラを効果的に集約・活用できる仕組みを用いて、便利なサービスを世の中に提供 することで、社会に貢献していくことを経営理念としております。
当社グループは、クライアントから受託したデータ入力業務を国内・国外協力会社へ外注し、その協力会社への 作業指示や納期管理といった管理業務を務めて納品を行う「BPO((注)2.)データ入力サービス」の提供を 平成15年11月に開始いたしました。
当初は、データ入力業務等、作業量が多く、納期が一定程度確保された案件を中心に受注しておりましたが、 徐々に、データ収集やアンケート集計といったデータ入力以外の業務の増加、少作業量・短納期ニーズの増加とい った、アウトソーシング・ニーズが多様化してきたことを受け、業務の規模を問うことなくクライアントのニーズ に応えられる体制を整えるために、平成19年2月にクライアントとクラウドワーカーの間で直接業務の受発注を行 うことのできるマッチングサービスである、クラウドソーシング・プラットフォーム「シュフティ」を開始いたし ました。
さらに、クラウドソーシング・プラットフォームを運営する中で、クラウドワーカーを当社グループ自身が活用 することにより、新たなサービス創出の可能性を見出しました。
そこで、従来のクラウドソーシングのマッチングサービスだけでなく、プラットフォーム運営企業である当社自 身がクラウドワーカーをリソースとして活用する事業として、「CGS((注)3.)事業」を平成20年9月より 展開して参りました。現在では入札情報速報サービス「NJSS」を筆頭にCGS事業が当社グループの主力事業 と捉えております。CGS事業では、「シュフティ」を活用することで、これまで機械やソフトウェアのみを活用 してきた作業にクラウドワーカーによる人力作業を付加し、システムのみでは提供できない付加価値を有したサー ビスを創出・提供しております。例えば、当社の代表的CGSである「NJSS」においては、システムクローラ ー((注)4.)だけでは情報の収集が難しいスキャニングされたPDFデータ等の入札・落札情報について、ク ラウドソーシング・プラットフォーム「シュフティ」のクラウドワーカーを活用して情報を収集することで網羅性 のあるデータベースの提供を図っております。さらに、サービスを顧客に提供し、その対価として顧客より当社が 収益を享受し、その収益を基に、現状のクラウドソーシング業界での報酬より高い報酬をCGSのリソースである クラウドワーカーに、継続的に提供することで、クラウドソーシングの課題であったクラウドワーカーの報酬の安 定化・適正化を図っております。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社2社で構成されており、セグメントは上記に 記載の、CGS事業、クラウドソーシング事業及び当社の100%子会社である株式会社うるるBPOにて運営する BPO事業の3つとしており、これは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」 に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(注)1.クラウドワーカー(Crowd Worker)とは、クラウドソーシング・プラットフォームに登録し、クラウド ソーシング・プラットフォームを介して仕事の受注・遂行・納品等を行うワーカー(働き手)のことを 指します。
(注)2.BPO(Business Process Outsourcing)とは、企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外 部委託することを指します。
(注)3.CGS(Crowd Generated Service)とは、クラウドソーシング・プラットフォームに登録するクラウ ドワーカーの労働力を活用して生み出されたサービスを指します。
(注)4.システムクローラー(System Crawler)とは、ウェブ上の文書や画像などを周期的に取得し、自動的に データベース化するプログラムを指します。
2.当社グループのビジネスモデルについて
当社グループでは、CGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業の3つの事業を運営することで、クライ アントのニーズに対し、ソリューションを提供しております。
CGS事業では、直接「シュフティ」のクラウドワーカーへ業務を発注し、その納品物を集約・加工することで サービスを創出し、クライアントへ提供しております。例えば、代表的なCGSである入札情報速報サービス「N JSS」では、当社がクラウドワーカーへインターネット上に公示される官公庁等の入札・落札案件情報の収集を 発注し、当社が当該情報を集約して入札・落札案件情報のデータベースを構築し、クライアントへ提供しておりま す。このデータベースは、従来型のサービスではシステムクローラーによるテキスト情報の収集が主であり、不要 な情報が混ざってしまうことが多くありましたが、「NJSS」ではクラウドワーカーが手作業で収集を行うこと により、不要な情報の除去が可能となっている他、画像情報のテキスト化が可能となり、システムクローラーのみ では作成困難なデータベースの構築を図っております。
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BPO事業では、「シュフティ」のクラウドワーカーや国内・国外協力会社といった当社グループが有する複数 のリソースを活用して、クライアントのアウトソーシング・ニーズに対して、その規模を問わず、ニーズに適合す るリソースを適切に指示・管理することで、クライアントへソリューションを提供しております。
クラウドソーシング事業では、業務をアウトソーシングしたいクライアントと、在宅等で時間や場所の制約なく 仕事をしたいクラウドワーカーをマッチングするサービスであるクラウドソーシング・プラットフォームである
「シュフティ」を提供しております。
当社グループのビジネスモデルの特徴は、①これまで機械やソフトウェアのみを活用してきた作業にクラウドワ ーカーによる人力作業を付加することで、システムのみでは提供できない付加価値の創出を図るCGS事業を運営 していること、②クラウドソーシング事業やBPO事業において、クライアントの相談を受けることで市場のニー ズを把握し、新規CGSのアイディアが生まれること、③クラウドソーシングのプラットフォームを自社で保有し ており、外部環境に依存せずにCGS事業を運営することができ、またクラウドワーカー活用のノウハウを蓄積し 続けていること、④CGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業の3つのセグメントを有することで、収益 基盤の安定化を図れることが挙げられます。
当社グループ全体の事業系統図は、以下のとおりです。
(平成29年1月31日現在)
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3.各事業の概要 (1)CGS事業
① サービスの概要
CGS事業では、当社が「シュフティ」に登録するクラウドワーカーへデータ入力やデータ収集といった 様々な業務を直接発注し、クラウドワーカーから納品されたデータ等を当社が集約・加工することでサービス を創出し、クライアントへ提供しております。
CGS事業で提供するサービスの主な特徴は、以下のとおりです。
ⅰ.「シュフティ」には全国各地に点在する約33万人(平成29年1月31日現在)のクラウドワーカーが登録さ れているため、地域固有の業務の提供やデータの継続的な収集を行うことができる
ⅱ.在宅等の勤務により業務時間・場所に制約のないクラウドワーカーを活用することで、サービスの提供を 常時行うことができる
ⅲ.クラウドワーカーを活用する際に、採用、勤務場所、設備投資等などに係る費用がかからないため、初期 投資費用を抑えることができる
② 展開しているサービス
当社グループがCGS事業で展開しているサービスは、以下のとおりです。
サービス名 サービス概要
入札情報速報サービス
「NJSS」
官公庁、地方自治体、その他公共機関等から各民間企業へ発注される入札案件の情報 は、各ホームページ上で一時的にしか公示されていない場合もあるため、応札したい民 間企業は全ての案件を網羅できず機会損失が発生しておりました。
入札・落札を検討する際は、多様な入札情報と過去の落札情報(前回どの企業がいく らで落札したか等の情報)の把握が、機会損失を軽減させ、落札の可能性を高めること に繋がります。
「NJSS」では、システムクローラーだけでは情報の収集が難しいスキャニングさ れたPDFデータ等の入札・落札情報について、クラウドソーシング・プラットフォー ム「シュフティ」のクラウドワーカーを活用して情報を収集することで網羅性のあるデ ータベースの提供を図っております。官公庁等の入札案件の落札を目指す企業等をクラ イアントとし、クライアントが必要とする入札に関する情報や過去の類似案件の落札に 関する情報を、ウェブサイト上でタイムリーに提供しております。
これまでに「NJSS」が収集した入札・落札情報は約899万件です(平成29年1月 31日現在)。なお落札情報は、各機関のウェブサイト等において一定期間経過後に掲載 が終了し、各企業が自社でその情報を過去に遡及して収集することが困難であるため、
「NJSS」が収集した落札情報は付加価値を有していると考えております。
「NJSS」はサイト利用を月額課金制とすることにより、継続的に収入を得ること の出来るストック型の事業となっております。会員は2,413社(平成29年1月31日現 在)を有しております。
「NJSS」の会員数の推移は以下のとおりです。
(単位:社)
平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年1月 987 1,169 1,343 1,656 2,128 2,413
幼稚園・保育園向けサービス
「園ナビフォト」
現状、幼稚園教諭や保育士は直接的な業務の他に雑多な業務が多く、特に業務過多を 理由とした保育士の定着難が慢性的な保育士不足の一因となっております。その雑多な 業務の一つに保護者向けの写真の整理業務があり、当社ではそれを解決させるための写 真販売システム「園ナビフォト」を提供しております。
「園ナビフォト」は園の保育士が撮影した写真をインターネット上のプラットフォー ムを通じて、写真をスムーズに販売できるシステムを提供しており、園は当該写真販売 を通じて収益を得ることもできることから、園で働く人たちの待遇を改善させることに もつながると考えております。
さらに「園ナビフォト」では、利便性の向上のため、「シュフティ」に登録するカメ ラマンを園に派遣すること等により、写真撮影のサポートを行い、類似サービスとの比 較優位を生み、付加価値を高めております。
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サービス名 サービス概要
手書きに対応したタブレッ ト・フォーム・システム「カ ミメージ(KAMIMAGE)」
従前より、企業はイベント会場のアンケート、キャンペーン申込書、会員登録等様々 なシーンにおいて、用紙に情報を手書きすることによって、顧客情報を収集してきまし た。多くの場合、企業は紙で収集した情報をデジタルデータ化するために、時間とコス トをかけて当社グループのようなBPO事業者にアウトソースしておりました。
「カミメージ(KAMIMAGE)」では、紙と同じようにタブレットへ直接手書きすると、 即時にセキュリティが担保された状態で画像データがシュフティ上に業務として登録さ れ、クラウドワーカーが画像データを見ながら文字等をデータ化することで、最短数分 程度でクライアントに提供されます。これにより、クライアントは顧客情報や販売情報 等のデータを、即時に活用することが可能となります。
なお、代表的なCGS事業である入札情報速報サービス「NJSS」の事業フローは、以下の図のとおりで す。
(2)BPO事業
① サービスの概要
BPO事業は、当社100%子会社である株式会社うるるBPOが運営しております。本事業では、業務コス ト削減や業務速度を早めたい、作業品質を高めたい、コア業務へ集中したい等といったアウトソーシングニー ズがある企業へ株式会社うるるBPOが保有する社内施工部門、「シュフティ」のクラウドワーカー、国内外 の協力会社といった社内外のリソースを活用して、ソリューションを提供するサービスを展開しております。 具体的にはデータ入力・スキャニング等に加え、システム開発受託、電子化総合アウトソーシング、メーリン グサービス、キャンペーン事務局代行等の総合型アウトソーシング受託業務を行っております。受注後、案件 の内容、規模、納期、クライアントの要望等に応じて発注先を選択しております。
当社グループでは平成15年より、自社ウェブサイトを経由して新規・継続顧客から業務を受注し、累計約 4,000社のクライアントと約20,000件の受注案件実績(平成29年1月31日現在)を有しております。
「BPO事業」累計クライアント数の推移 (単位:社)
平成23年3月 平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年1月 累計クライアン
ト数
2,270 2,621 2,939 3,229 3,474 3,810 4,008
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② BPO事業の特徴
BPO事業では、クライアントのニーズに対して、社内施工部門、「シュフティ」のクラウドワーカー、中 国やベトナムを中心とした国外協力会社及び国内協力会社といった社内外のリソースを活用して、株式会社う るるBPOがワンストップでクライアントへソリューションを提供できることが特徴となっております。
クライアントと株式会社うるるBPO及びそのリソースとの関係については、以下の図のとおりです。
(3)クラウドソーシング事業
① サービスの概要
クラウドソーシング事業とは、当社がインターネット上で提供するクラウドソーシング・プラットフォーム
「シュフティ」で、業務を発注したいクライアントと、在宅で時間や場所の制約なく仕事をしたいクラウドワ ーカーをマッチングするサービスとして平成19年2月にリリースいたしました。サービスは順調に拡大を続 け、現在では330,876人(平成29年1月31日現在)のクラウドワーカーが「シュフティ」に登録されておりま す。
② サービスの特徴
「シュフティ」の特徴は以下のとおりです。
ⅰ.クラウドワーカーは、業務時間・場所に制約なく、仕事をし、報酬を得ることができる
ⅱ.クラウドワーカーは、仕事内容を選ぶことができ、自身のスキルを活かすことができる
ⅲ.クライアントは、業務を依頼したいときのみ、業務の発注を行うこととなるため、費用を変動費化でき、 また採用等の初期投資費用を抑えられる
ⅳ.クライアントは、業務時間・場所に制約のない多数のクラウドワーカーが存在する「シュフティ」を利用 ため、常時役務の提供を享受できる
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「シュフティ」で登録されている業務の特徴として、「シュフティ」にアクセスできる環境さえあれば誰で も簡単にできる業務が多いことが挙げられます。パソコンやスマートフォン等でできる業務が多く登録されて いることから、育児の合間や電車で移動中の時間といったすき間時間に仕事をすることが可能となります。
「シュフティ」におけるクライアントとクラウドワーカーの一連の取引フローは、以下の図のとおりです。
4【関係会社の状況】
名称 住所 資本金
主要な事業の 内容
議決権の所 有割合又は 被所有割合
(%)
関係内容
(連結子会社)
株式会社うるるBPO
(注)2、5
東京都中央区 60,000千円 BPO事業 100.0
役員の兼任2名 従業員の出向 BPO業務の委託 PT. ULURU BALI
(注)3
インドネシア共和 国バリ州
2,913,000 千インドネ シアルピア
CGS事業
99.0 [1.0]
役員の兼任1名
クラウドワーカー管理業務 の委託
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2.特定子会社に該当しております。
3.議決権の所有割合の[ ]内は、当社代表取締役社長である星知也の所有割合で外数となっております。 4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
5.株式会社うるるBPOについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める 割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 595,556千円
(2)経常利益 66,620千円
(3)当期純利益 44,426千円
(4)純資産額 120,441千円
(5)総資産額 209,416千円
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5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
平成29年1月31日現在
セグメントの名称 従業員数(人)
CGS事業 29 (6)
BPO事業 15 (16)
クラウドソーシング事業 4 (2)
報告セグメント計 48 (24)
全社(共通) 19 (2)
合計 67 (26)
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年 間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、マーケティング部(開発業務)及び管理本部に所属してい るものであります。
3.最近日までの1年間において従業員数が4人減少しておりますが、主な理由は、自己都合の退職によるもの であります。
(2)提出会社の状況
平成29年1月31日現在 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
47(10) 34.1 3.3 4,954,444
セグメントの名称 従業員数(人)
CGS事業 24 (6)
BPO事業 - (-)
クラウドソーシング事業 4 (2)
報告セグメント計 28 (8)
全社(共通) 19 (2)
合計 47 (10)
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )内に外数 で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属している ものであります。
4.最近日までの1年間において従業員数が11人減少しておりますが、主な理由は、連結子会社である株式会社 うるるBPOへの出向によるものであります。
(3)労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
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第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
前連結会計年度(第15期)に決算期を変更しており、前連結会計年度は平成26年10月1日から平成27年3月31日ま での6ヵ月間であったことから、前年同期との比較については記載をしておりません。
(1)業績
第16期連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税率の引き上げによる個人消費等への影響が一部に見られたもの の、引き続き雇用環境の改善や企業の設備投資の増加が見込まれており、概ね景気は回復基調を維持しました。
また「平成27年版 情報通信白書」(総務省)によると、わが国における在宅型テレワーカーの数は、平成24年 に930万人に達したものの、その後2年連続で減少に転じ、平成26年には550万人となっております。一方、テレワ ークは、「少子高齢化対策の推進」、「ワークライフ・バランスの実現」、「地域活性化の推進」等、わが国が抱 える課題を解決する効果をもたらし得ると評されております。
さらに、クラウドソーシングにおけるワーカーは自営型テレワーカーであることが多いため、クラウドソーシン グの拡大はテレワーカーの増加に寄与すると考えられます。矢野経済研究所「クラウドソーシングサービス市場に 関する調査結果2014」によると、平成25年度の流通金額規模(仕事依頼金額ベース)は215億円となっており、今 後も更に増加すると考えております。
このような状況のなか、当社グループにおきましては、クラウドソーシング・サービス「シュフティ」の運営、 入札情報速報サービス「NJSS」をはじめとする「シュフティ」のクラウドワーカーを活用したCGS事業の拡 大、そして企業のアウトソーシング・ニーズに対応するBPO事業に注力してまいりました。この結果、当連結会 計年度における売上高は1,409,944千円(前連結会計年度(6ヶ月間)は566,464千円)、営業損失は288,819千円
(前連結会計年度(6ヶ月間)は101,377千円の損失)、経常損失は289,998千円(前連結会計年度(6ヶ月間)は 101,534千円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は314,260千円(前連結会計年度(6ヶ月間)は112,782 千円の損失)となりました。
各セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① CGS事業
CGS事業は、「NJSS」の会員数増加に注力いたしました。また、新規として「園ナビフォト」を本格 リリースし、収益機会の拡大を図りました。この結果、当連結会計年度におけるCGS事業の売上高は 774,431千円(前連結会計年度(6ヶ月間)は298,186千円)となり、セグメント利益は23,638千円(前連結会 計年度(6ヶ月間)は98,326千円の利益)となりました。
② BPO事業
BPO事業は、これまで取引のなかったクライアントからの受注数が増加するなど好調に推移いたしまし た。この結果、当連結会計年度におけるBPO事業の売上高は593,556千円(前連結会計年度(6ヶ月間)は 245,726千円)となり、セグメント利益は66,229千円(前連結会計年度(6ヶ月間)は25,347千円の利益)と なりました。
③ クラウドソーシング事業
クラウドソーシング事業は、登録クラウドワーカーが約30万人となり、事業は順調に拡大いたしました。一 方、CGS事業やBPO事業のプラットフォームとしての位置付けから、ユーザー拡大のための広告宣伝費、 ユーザー利便性を高めるためのシステム改修・保守等の業務委託費、その他費用をクラウドソーシング事業に 投じております。この結果、当連結会計年度におけるクラウドソーシング事業の売上高は36,202千円(前連結 会計年度(6ヶ月間)は10,825千円)となり、セグメント損失は126,000千円(前連結会計年度(6ヶ月間) は59,634千円の損失)となりました。
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第17期第3四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)
当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日)におけるわが国経済は、雇用情勢・所得環 境 につ いて 緩や かな 改善 傾向 に ある もの の、 景気 の 先 行き懸 念か ら個 人消 費の 持 ち直 し の動きは 限定 的 で あり ま す。また、海外においては、米国の追加利上げや中国を始めとする新興国の経済成長の減速懸念を注視する状況と なっており予断を許しません。
このような情勢のもと、当社グループは「人のチカラで 世界を便利に」をビジョンに掲げ、「CGS事業」、
「BPO事業」、「クラウドソーシング事業」の3セグメント体制で事業を展開しております。
CGS事業では、当社のクラウドソーシングサービスであるシュフティに登録しているクラウドワーカーを、当 社がリソース供給源として活用することで創出したサービスを提供しております。例えば、当該事業の主力である 入札情報速報サービス(NJSS)では、クラウドワーカーが全国の官公庁・公的機関の入札・落札情報を収集し て作成したデータベースをクライアントへ提供しております。その他、CGS事業として、保育園・幼稚園児の写 真をオンラインで販売する園ナビフォトの展開を進めたほか、新規サービスを創出するためのフィージビリティ・ スタディ(注)を行いました。CGS事業を中心に事業を推進した結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売 上高1,281,729千円、営業利益217,013千円、経常利益210,232千円、親会社株主に帰属する四半期純利益164,567千 円となりました。
(注) フィージビリティ・スタディ(Feasibility Study)とは、プロジェクトの実現可能性を事前に調査・検 討することを指します。
各セグメントの業績は、次のとおりです。
① CGS事業
当第3四半期連結累計期間における当該セグメントの業績は、売上高744,197千円、セグメント利益380,084千円 となりました。
当該セグメントの主要なサービスであるNJSSにおいて、順調に契約件数を増加させたこと、また平成28年6 月よりスタートさせたプラチナプランの受注も寄与し、CGS事業の業績を牽引しました。
また、新規CGSとして展開している園ナビフォトにおいては、契約園数、写真販売枚数を順調に増加させまし た。
② BPO事業
BPO事業においては、Webサイトの改善による新規受注顧客数が増加し、またリピート顧客への受注数増加 も寄与し、当該事業における販売額が堅調に推移しました。その結果、当第3四半期連結累計期間における当該セ グメントの業績は、売上高504,747千円、セグメント利益86,942千円となりました。
③ クラウドソーシング事業
当該セグメントのサービスであるシュフティにおいては、市場規模の拡大とともに、登録クラウドワーカー数、 登録クライアント数等が順調に増加しました。その結果、当第3四半期連結累計期間における当該セグメントの業 績は、売上高32,784千円、セグメント損失67,980千円となりました。
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(2)キャッシュ・フロー
第16期連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、647,291千円と前連結会計年度末に比べ181,029千円
(△21.9%)の減少になりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下 のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは151,412千円の支出(前連結会計年度(6ヶ月間)は67,966千円の支出) となりました。この主な要因は、資金減少要因として、税金等調整前当期純損失289,998千円の計上、資金増加要 因として、売上債権の減少24,152千円、前受金の増加78,506千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは16,931千円の支出(前連結会計年度(6ヶ月間)は39,326千円の支出)と なりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出10,823千円、ソフトウェア等の無形固定資産の取得 による支出6,350千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは12,024千円の支出(前連結会計年度(6ヵ月間)は615,864千円の収入) となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出20,724千円によるものであります。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
(2)受注状況
BPO事業において受注が発生するものの、受注から納品までの期間が短く見込納品額は変動するケースがある ため、受注額の掲載を省略しております。
(3)販売実績
最近2連結会計年度及び第17期第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであ ります。
(単位:千円)
セグメントの名称
第15期 連結会計年度 (自 平成26年10月1日
至 平成27年3月31日)
第16期 連結会計年度
(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
第17期
第3四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)
CGS事業 298,186 774,431 744,197
BPO事業 245,726 593,556 504,747
クラウドソーシング事 業
10,825 36,202 32,784
報告セグメント計 554,738 1,404,189 1,281,729
その他 11,725 5,754 -
合計 566,464 1,409,944 1,281,729
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.最近2連結会計年度及び第17期第3四半期連結累計期間における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績 の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の販売先がないため、省略して おります。
4.第15期連結会計年度に決算期を変更しており、第15期連結会計年度は平成26年10月1日から平成27年3月31 日までの6ヶ月間であったことから、前年同期との比較については記載をしておりません。
5.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、リサーチ関連の事業を含んでお ります。
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3【対処すべき課題】
当社グループの継続的な発展及び経営基盤の安定を図っていくために、以下の事項を今後の事業展開における主要 な課題として認識し、事業展開を図る方針であります。
(1)CGS事業(Crowd Generated Service)の拡大
当社は、クラウドソーシング・プラットフォーム「シュフティ」のクラウドワーカーをリソースとするCGSと して、入札情報速報サービス「NJSS」、タブレット端末で手書き入力された情報を即座に「シュフティ」のワ ーカーがデジタルデータ化する「カミメージ(KAMIMAGE)」、幼稚園・保育園向けの写真販売管理システム「園ナ ビフォト」を運営しておりますが、今後新たなCGSを複数展開していくことを計画しております。
そのためにはCGSのリソースとなるクラウドワーカーの確保・増加が重要となりますが、クラウドソーシング 市場は、矢野経済研究所が平成26年7月に発表した「クラウドソーシングサービス市場に関する調査結果2014」に よると、平成25年度の流通金額規模(仕事依頼金額ベース)は前年度比約倍増の215億円となっており、今後も右 肩上がりの成長を続けていくと考えております。一方、クラウドソーシングにおいては、クラウドワーカーの数が 登録される仕事数よりも多いことから価格競争が発生し、低賃金の仕事が増えてしまう傾向にあります。「クラウ ドソーシング=低賃金」というイメージが定着することは、クラウドソーシング市場の拡大、ひいてはCGS事業 の拡大の阻害要因となり得ると考えられます。
そのような状況における当社の課題は、クラウドワーカーの確保・増加のために、既存CGSの成長及び新たな CGSの創出を図ることです。当社は、既存CGSの成長及び新たなCGS創出による収益を享受し、現状のクラ ウドソーシング業界での報酬より高い報酬を当社のクラウドソーシングサービスであるシュフティのクラウドワー カーに継続的に提供し、そうすることでクラウドワーカーにとってシュフティの魅力が増し、クラウドワーカーの 人数や属性が豊富となり、再び新たなCGSの創出が図れるという好循環を生み出すことができると考えておりま す。クラウドワーカーというリソースを活用して新たな市場を創出する、もしくは既に存在する市場のシェアを獲 得するために、BPO事業を中心に多数の顧客へヒアリングをすることで、顕在・潜在ニーズを把握し、新たなC GSのフィージビリティ・スタディを積極的かつ継続的に行うことで、既存CGSの成長と新たなCGSの創出に 取り組んでいく所存であります。
(2)システムの安定的な稼働の確保
当社の運営する「シュフティ」及びCGS事業ではインターネットを介したサービス提供を中心としており、そ のシステムの安定的な稼働が重要であると認識しております。これまでも利用者数やデータ量の増加に合わせて適 切な対策を講じてまいりましたが、引き続き利用者の増加、取扱データ容量拡大に対応するためのシステム投資、 メンテナンス投資及び運用監視体制の強化を図るとともに、そのための人員確保、教育・研修の実施等に取り組ん でまいります。
(3)情報管理体制の整備
当社の運営する「シュフティ」ではワーカーの個人情報をお預かりしており、また当社子会社で実施するBPO 事業では顧客の機密情報をお預かりするケースも発生することから、その情報管理体制を整えることが重要である と考えております。
当社において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得、子会社である株式会社うるるB POにおいてISMS認証及びプライバシーマークを取得しており、今後も社内の情報管理体制整備に継続して取 り組んでまいります。
(4)内部管理体制の強化
当社の事業の継続的な発展を実現させるためには、経営上のリスクを適切に把握し、当該リスクを適切にコント ロールするための内部管理体制の更なる強化が重要な課題であると認識しております。経営の公正性・透明性を確 保するため、監査役と内部監査室の連携、定期的な内部監査の実施、社内経営陣や従業員に対するコンプライアン ス研修の実施等を通じて、内部管理体制の一層の強化に取り組んでまいります。
(5)人材の確保と教育
当社が持続的に成長するためには、有能な人材の確保が重要であると考え、事業開発、マーケティング、システ ムエンジニアといった専門性を有する人材の確保及び教育に注力してまいります。また、OJT、社内教育等によ る社員のレベルアップを進めてまいります。
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4【事業等のリスク】
本書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事 項には、以下のようなものがあります。また、当社グループとして必ずしも重要なリスクとして考えていない事項に つきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開 示の観点から以下に開示しております。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発 生する可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。
(1)各セグメントにおける追加的な支出による業績への影響について
当社グループは支出を抑制しつつ、CGS事業での新規サービスを生み出すこと及びクラウドソーシング事業では 今後も一定の投資を行うことを計画しておりますが、予期せぬ経済環境の変化が起こり、当社グループにおいてシス テム投資や人件費、業務委託費等の追加的な支出が発生した場合には、各事業の収益性が低下し、当社グループの事 業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、新規サービスの業績が当初計画を下回った場合、当社グルー プの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
上記について、具体的には、第15期連結会計年度においては、CGS事業では、NJSSでの会員獲得を目的とし た広告宣伝費やシステム改修に係る業務委託費、新規CGS創出を目的とした人件費やシステム開発に係る業務委託 費等の追加支出が嵩み、またクラウドソーシング事業については、「シュフティ」の会員獲得のための広告宣伝費、 ユーザー利便性を高めるためのシステム改修・保守等の業務委託費等の追加支出が嵩み、各事業ともに当初に計画し ておりましたセグメント利益より低位に留まり、当社グル―プ全体として営業損失を計上するという影響を及ぼしま した。
第16期連結会計年度においても、CGS事業では、新規CGS創出を目的としたシステム開発に係る業務委託費 や、NJSSや園ナビフォトでの新規顧客獲得のための業務委託費や広告宣伝費等の追加支出が嵩み、またクラウド ソーシング事業については、「シュフティ」の会員獲得のための広告宣伝費、ユーザー利便性を高めるためのシステ ム改修・保守等の業務委託費等の追加支出が嵩み、各事業ともに当初に計画しておりましたセグメント利益より低位 に留まり、当社グル―プ全体として営業損失が拡大するという影響を及ぼしました。
なお、直近の業績である最近2連結会計年度及び第17期第3四半期連結累計期間の売上高及びセグメント利益(営 業利益)をセグメントごとに示すと、以下のとおりとなります。
(単位:千円)
回次 第15期(注)1 第16期 第17期第3四半期
決算年月 平成27年3月 平成28年3月 平成28年12月
売上高
CGS事業 298,186 774,431 744,197
BPO事業 245,726 593,556 504,747
クラウドソーシング事業 10,825 36,202 32,784
その他 11,725 5,754 -
連結財務諸表計上額 566,464 1,409,944 1,281,729
セグメント利益
(営業利益)
CGS事業 98,326 23,638 380,084
BPO事業 25,347 66,229 86,942
クラウドソーシング事業 △59,634 △126,000 △67,980
その他 △12,238 △224 -
調整額(注)2 △153,177 △252,461 △182,034 連結財務諸表計上額 △101,377 △288,819 217,013
(注)1.第15期については、決算期変更を行っているため、平成26年10月1日から平成27年3月31日までの6ヶ月間 となっております。
2.セグメント利益の調整額(第15期△153,177千円、第16期△252,461千円、第17期第3四半期△182,034千 円)は、セグメント間取引消去(第15期258千円、第16期418千円、第17期第3四半期398千円)、各報告セ グメントに配分していない全社費用(第15期△153,435千円、第16期△252,880千円、第17期第3四半期
△182,432千円)であります。
3.セグメント情報の開示に伴い、第15期以降の報告セグメント別損益を開示しております。 - 17 -
(2)事業環境について
① 国内BPO市場及びクラウドソーシング市場について
株式会社うるるBPOが事業を展開する国内BPO市場は、矢野経済研究所が平成26年11月に発表した「BP O市場に関する調査結果2014」によると、前述のとおり今後も安定的な成長を見込んでおります。
また、当社が事業を展開する国内クラウドソーシング市場は、同じく矢野経済研究所が発表した「クラウドソ ーシングサービス市場に関する調査結果2014」によると「1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおり今後も 成長を見込んでおります。
上記2市場の成長により、当社グループは更なる成長を見込んでおりますが、上記の予測に反して市場の急激 な縮小等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
② 競合他社の動向について
現在、国内でクラウドソーシング・サービスを展開する競合企業は複数存在しますが、当社グループは、クラ ウドソーシング・サービスのみならず、そのワーカーをリソースとするCGS事業、そして企業のアウトソーシ ング・ニーズの受け皿となるBPO事業を展開しており、それらの相互のシナジーによって優位性を築いている と考えております。
当社では、新たなCGS事業を継続的に生み出すことにより、その優位性を強固なものにしようとしておりま すが、競合他社の動向によっては当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3)法令遵守体制について
現在、日本国内においてインターネットに関連する主要な法規制は電気通信事業法等があり、また、BPO事業 に関連する法規制としてe-文書法等があります。
当社グループは、これらの法規制等を遵守した運営を行ってきており、今後も法令等遵守を徹底する体制及び社 内教育を行ってまいりますが、今後、新たな法令の制定や既存法令における規制強化等がなされ、当社グループの 事業が制約される事態が発生した場合、もしくは万が一法令等遵守体制が機能しない事象が発生した場合、当社グ ループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)優秀な人材の確保・育成について
当社グループは今後も引き続き新規事業に取り組んでまいりますが、今後の更なる業容の拡大や業務の多様化に 対応するため、優秀な人材を継続的に採用し、育成していく必要があります。しかしながら、当社グループの求め る人材の採用・育成が十分になされず、適正な人員配置が困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響 を及ぼす可能性があります。
(5)知的財産権について
当社グループは第三者の知的財産権を侵害しないよう可能な範囲で対応を行っております。また、当社が運営す る「シュフティ」内においては、利用規約に第三者の知的財産権を侵害することを禁止する条項を設けており、ユ ーザーからの問い合わせ窓口を設けるなど、ユーザー間において第三者の知的財産権侵害等が起こらない体制の構 築を図っております。当社グループでは、「シュフティ」において第三者の知的財産権を侵害する行為が行われる ことを防ぐため、利用規約を制定し、当該規約の内容に同意を得たユーザーにのみ利用頂いております。また、利 用規約に定める禁止事項に抵触する可能性のある仕事については事前のチェックにより掲載不可とする等、適切な 対応が随時出来る体制を整えております。
しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立している可能性又は新たに第三者の知的財 産権が成立する可能性もあり、当該侵害のリスクを完全に排除することは極めて困難であります。また、「シュフ ティ」での納品物には記事・投稿・デザイン等が含まれ、それらに盗作や無断使用といった権利侵害があった場合 等においては、当社グループへの直接的な損害は無いものの「シュフティ」に対する評価やイメージに影響を及ぼ し、その結果として当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また「シュフティ」に おいて、利用規約に反したトラブルが発生した場合には、当該サービスの評価やイメージの悪化を招き、当社グル ープの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(6)風評被害を受ける可能性について
当社が運営する「シュフティ」では、不特定多数のユーザー同士がサイト上のメッセージ機能などを利用してコ ミュニケーションを図っておりますが、これらのコミュニケーションを通じて、個人情報の流出や、違法行為が行 われる可能性があります。当社グループでは、このような行為が行われることを防ぐため、利用規約を制定し、当 該規約の内容に同意を得たユーザーにのみ利用頂いております。また、利用規約に定める禁止事項に抵触する可能 性のある仕事については事前のチェックにより掲載不可とする等、適切な対応が随時出来る体制を整えておりま す。
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しかしながら、「シュフティ」において違法行為があった場合等においては、当社グループへの直接的な損害は 無いものの「シュフティ」に対する評価やイメージに影響を及ぼし、その結果として当社グループの事業及び業績 に重要な影響を及ぼす可能性があります。また「シュフティ」において、利用規約に反したトラブルが発生した場 合には、当該サービスの評価やイメージの悪化を招き、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性 があります。
(7)システム障害について
当社グループの事業は、インターネット接続環境の安定した稼働を前提として運営されております。継続的かつ 安定的なサービス運営を行うため、バックアップ体制や強固なセキュリティの構築等に常時努めておりますが、不 測の自然災害や事故等のトラブルによる様々な問題が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及 ぼす可能性があります。
(8)個人情報の保護について
当社の運営する「シュフティ」ではワーカーの個人情報をお預かりしており、また当社子会社で実施するBPO 事業においても個人情報を所有することがあるため、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。 これらの個人情報について、適切な情報管理体制を構築するために、当社において情報セキュリティマネジメント システム(ISMS)認証を取得、子会社である株式会社うるるBPOにおいてISMS認証及びプライバシーマ ークを取得しておりますが、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出したり、悪用されるといった事態が発 生した場合には、当社グループの評価やイメージに影響を及ぼし、その結果として当社グループの事業及び業績に 重要な影響を及ぼす可能性があります。
(9)配当政策について
当社では、株主に対する利益還元を重要な経営課題と考えております。しかしながら、現時点において当社グル ープは成長段階にあると認識しており、そのため内部留保の充実が重要であると考えており、現時点において配当 実施の可能性及びその実施時期については未定であります。
(10)税務上の繰越欠損金について
当社には、第16期事業年度末において税務上の繰越欠損金が存在しております。当社の業績が順調に推移するこ とで繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当 期純損益及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
(11)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
当社では、当社グループ役員及び従業員等に対するインセンティブを目的として新株予約権を発行しておりま す。これらの新株予約権が行使された場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。これらの新株予 約権による潜在株式数は本書提出日現在87,400株であり、発行済株式総数2,799,800株の3.12%に相当しておりま す。
(12)資金使途について
今回計画している公募増資による調達資金の使途につきましては、①広告宣伝費、②CGS事業に係る人件費、
③システム開発に係る人件費、④システム開発に関する業務委託費、⑤その他、採用費、外注費並びに通信費等の 運転資金に充当する予定であります。
具体的には、以下に充当する予定であります。
①主に、CGS事業における入札情報速報サービス「NJSS」の新規クライアント獲得やその他CGSサービス の顧客獲得に係る広告宣伝費に充当する他、BPO事業、クラウドソーシング事業の顧客獲得及び当社グループ全 体PR活動のための広告宣伝費等へ199,000千円(平成30年3月期に87,000千円、平成31年3月期に112,000千円) を充当します。
②主に、CGS事業に係る入札情報速報サービス「NJSS」における営業、マーケティング及びユーザーサポー トに係る人件費として、278,000千円(平成30年3月期に136,000千円、平成31年3月期に142,000千円)を充当し ます。
③主に、全社システムに係る機能維持のための補修を目的としたシステム開発に係る人件費として、112,000千円
(平成30年3月期に54,000千円、平成31年3月期に58,000千円)を充当します。
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